代表のご挨拶とスタッフ紹介

代表のご挨拶

みなさま、こんにちは。チベタン・チルドレンズ・プロジェクト(TCP)の代表を務めております、ケンポ・ケサン・ギャルツェンです。

TCPは、これまで30年に渡りチベットに関わり、共に生活し、チベット本土の支援に尽力してきたある日本人が立ち上げたものです。またその趣旨に賛同し、自ら希望して集まったスタッフ達によって運営されています。

「難民支援」というとみなさんは、どんなイメージをもたれるでしょうか?「国を追われ、命をかけて逃げてきた人々。」あるいは、「言葉も通じぬ国での、困難な生活。」、きっとそのような想像をされることでしょう。それらは確かに、難民たちの現実です。しかしそれらの困難さや悲惨さには関係なく、それぞれの難民の人生の時間は、ただ粛々と流れて行きます。

TCPのめざすものは、この粛々と続く難民たちの人生を、幸せなものへと劇的に変化させることです。新しい環境の中を自力で生きぬく能力を身につけ、人生の選択肢を増やし、自ら幸せになってもらうことです。どのような困難な状況の中でも、誰もが幸せになることは可能だと示すことです。

慈悲と思いやりに満ちた社会の実現のため、その小さな一歩としてTCPは、今日もネパールの地でたくさんの笑顔と共に活き活きと活動しています。

チベットの真の利益のために努力し、チベット民族の精神と文化を守り続けるために力を貸して下さるみなさんに、心より感謝申し上げます。

すべての命あるものに、平和と幸福への祈りを込めて。

TCP代表

TCP現地代表ケンポ・ケサン・ギャルツェン

出生地:東チベット・カム

東チベット・カム出身
宗教の自由を求め10代でインドへ亡命しました。以来修行を重ね現在はネパールの某僧院長として現在に至っています。チベット医シラップ・ギャルツェンの親しい友人でもあります。

スタッフ紹介

かとうちあき

TCP理事長かとうちあき

出身:日本

1988年チベットの首都ラサで抗議デモを目撃して初めてチベット問題を知り、チベット人をさらに深く理解するためにチベットへ通い続け、またインド哲学や密教学を大学で学びました。チベットの自然の美しさと、生きる知恵を教えてくれたチベットへ恩返しするために、1998年にチベットのカム地方に医療と教育の支援として、寄宿制の学校を3校、診療所3か所、パドマサンバヴァの仏塔再建などの支援活動を10年間続けてきました。その後、強制退去を命じられたため拠点をネパールへ移し、2008年からネパールへ亡命してくるチベット人のために、チベットの文化を継承する施設として、チベット医学診療所とチベット孤児院、若いチベット人の為の語学学校を設立しました。

孤児院では子供たちと寝食を共にし、チベット人スタッフと共にチベット式の道徳観に基づき、チベット語とチベット仏教を子供たちに教育しています。

翻訳書に「チベット密教の祖 パドマサンバヴァの生涯」があります。

アムチ

チベット医(アムチ)シラップ・ギャルツェン

出身:東チベット

8人兄弟の三男として東チベットカム地方に生まれ、代々医者の家系で、長男は僧侶、次男五男も同じくチベット医として働いています。1998年にネパールへ亡命し、本土で父親からチベット医学を学んでいましたが、ネパールの医学校でさらに研鑽を重ねました。すでに自分の兄弟4人が病死しているため、病や命の無情さをよく知り、そのことを常に病人たちにも優しく語りかけます。現在は医師として診療にあたるほか、薬やお香などのすべて伝統的な手法で作るチベット医として尊敬を集めています。

チベット医は薬師如来のごとく、アムチも日々菩提行に励んでいます。

ツェデン

教育&調理スタッフツェデン

ツェデンはチベットとネパール国境沿いのツゥン地方のチベタンコロニー出身です。2012年3月に4歳でTCPに入居し、2019年にTCPを卒業しました。その後、2024年11月からTCPの教育&調理スタッフとして働いてくれています。

TCPで成長したツェデンは、自身がTCPで学んだことを子供たちにも熱心に教えています。愛情深く面倒を見てくれる頼り甲斐のある存在です。子供たちにネパール語や英語、数学の勉強を教えるだけでなく、チベットの歌も教えてくれます。料理学校で学んだことを活かしながら美味しいネパールご飯も作ってくれます。

ヌモ

経理&教育スタッフヌモ

ヌモはネパールのチベット文化圏にあるドルポ地方のチベタンコロニー出身です。2008年12月に4歳でTCPに入居し現在に至ります。高校を卒業後2年間チベット医学を学び、現在は現地のNGO運営を学びながら経理&教育スタッフとして働いています。

TCPで成長したヌモは、チベットの文化を大切に自身がTCPで学んだことを子供たちに伝え導いてくれています。愛情深く面倒を見てくれる頼り甲斐のある心強い存在です。子供たちにはチベット語やお経の暗唱を教えてくれています。

日本事務局

森川克己、渡辺英里、イシ・パルデンの3名によって円滑に運営されています。
今後もより多くの方々に貢献できるよう努力してまいります。